名探偵コナン第46話「雪山山荘殺人事件」のあらすじ・感想

どんな話?

コナンと蘭、小五郎の三人は、雪山へスキーにやってきた。ふざけた拍子に貸別荘のカギをなくしてしまった小五郎。
途方にくれていると、通りかかった医大教授・大山将の別荘で、電話を借りられることになった。
教授の別荘には助手や弟子の助教授らが集まり、鍋パーティが開かれることになっていた。コナンたち3人も知人として招待される。
午後9時ごろ、つまみをコンビニで買い足すため、パーティが一時中断される。
大山教授は話題のメロドラマを観るため自室に、その他にもナイトスキーへ行く者、風呂へ入る者など、各々がバラバラに行動することに。
午後10時前後にそれぞれが戻りはじめ、宴が再開される。だが11時を過ぎても、大山自身が戻ってこない。
心配になって部屋を訪ねると、そこには血だらけになって死んでいる大山の姿があった。
さっそく小五郎を中心に現場検証が行われる。大金の入っている金庫のカギが傷つけられていることから、物取りの犯行が疑われた。
一方コナンは大量の血の跡から、大山が刺された後壁まで這って行ったのでは、と推理する。テーブルクロスがずらされた跡と照らし合わせ、大山のダイイングメッセージを疑う。
検死の結果、死亡推定時刻は午後9時半~10時の間。大山がテレビドラマを観ていた時間帯だ。
全身に刺し傷があるがいずれも致命傷ではなく、直接の死因は窒息死。10分ほど苦しみながら死んだことがわかった。
小五郎は物取りの線で捜査を進めるが、コナンは金ピカの腕時計が盗られていないことを指摘。大胆な外部犯の可能性が薄れ、内部犯によるカモフラージュであることが濃厚になってきた。
全員のアリバイを確認するさなか、コナンはダイイングメッセージの意味に気づく。
果たして大山を殺したのは誰なのか?

みどころ

#ダイイングメッセージ

意外にも、名探偵コナンではダイイングメッセージの登場機会が少ないです。今回は、集まった医大メンバーの名前がポイント。
大山教授がコナンたちに会った時、「馬がほしかったが、そううまくはいかんか」とつぶやいていたのもヒントになっています。

#復讐パターン

今回も、犯行動機は復讐。犯人が6年間心血注いで書き上げた論文を、被害者が横取りしたのが殺害理由です。
医学に詳しいことから、「最も苦しむ殺し方」として肺に穴を開けたそうです。
しかし即死ではなかったことが、逆にダイイングメッセージを残す猶予を作ってしまうことになりました。

#ひとこと

30分枠としてはなかなかの完成度。ダイイングメッセージや推理もスッキリしていて、ミステリーとしておもしろい回だと思います。
それぞれの発言を注意深く聞いていると、視聴者にも矛盾がわかる仕立てになっているのでおすすめです。

Huluで名探偵コナンを観る(Huluへ飛びます)