名探偵コナン第38話「赤鬼村火祭殺人事件」のあらすじ・感想

どんな話?

小五郎が3日間尾行していた根岸という男が、赤鬼村の火祭会場で焼死体として発見された。
最有力の容疑者は、根岸がかけていた5億円の生命保険の受取人であった、阿部。
しかし阿部は、根岸の尾行を小五郎に依頼してきた張本人でもある。
また、根岸が死亡したと推測される土曜から日曜にかけて、阿部は九州へ社員旅行へ行っていたという完璧なアリバイがあった。
旅行中のスケジュールや、記念写真には隙が見られない。
ついに保険金が下りてしまい、あと3時間で阿部は海外へ出国してしまう。
まだ彼のアリバイは崩し切れていないものの、コナンはイチかバチか、直接対決に挑む決意をする。。。

みどころ

#ミステリー

ミステリーで事件が解決するときは、動機、アリバイ、凶器、死亡推定時刻、ダイイングメッセージなどがカギになります。
今回の容疑者は話中では唯一動機のある人物でしたが、完璧なアリバイがありました。
しかし、死亡推定時刻があいまいだったことが、コナンの推理を補強することにつながりました。
また、遺体を隠さず見つかりやすい状況を作っていることも、アリバイ工作が効果を発揮するための犯人の仕業だったりしますね。
コナンの「探偵の勘」が、働いたポイントでした。

#目暮警部

事件の報を聞きつけ小五郎が呼び出されたのは米花警察署でしたが、そこには目暮警部がいました。
あれ、警視庁の警部がわざわざ所轄に出向いて話を聞いたりするのかな?と思いながら観ました。
また、対決の場となった新東京国際空港(Narita-Tarminal 1)には、高木刑事が「テレビ局殺人事件」に次いで2度目の登場。
今回はひと言も発することなく出番終了でした。

#ひとこと

時系列がわかりにくく、せっかくのミステリー要素が半減しています。冒頭の黒ずくめトークは不要だった気も。
あと、「赤鬼」村の「火祭」って、それだけでも1本ミステリーが成立しそうな舞台設定ですね。
初期コナンはぜいたくな設定を活かし切れていない気もしますね。