名探偵コナン第33話「探偵団サバイバル事件」のあらすじ・感想

どんな話?

コナンと少年探偵団は、阿笠博士に連れられて河原へキャンプにやってきた。博士から宝の地図を渡され、宝探しを開始。
しかしその地図は、阿笠博士が探偵団のために作ったニセの地図。地図に従いロンドン橋を渡ると、森の中で2人組の男に遭遇。
コナンは山歩きに不似合いな格好をしている2人を怪しむが、男たちは慌てて立ち去ってしまった。
コナンの知識を頼りに、宝探しを続ける少年探偵団たち。そのあとを、怪しい男たちが追いかけてくる。。。

みどころ

#少年探偵団

久しぶりの少年探偵団回。そして阿笠博士プレゼンツの宝探しです。
今回は、自然に存在するチェックポイントが記された地図が渡されます。
「ロンドン橋」や「まだらの紐」といった、ミステリーファンなら思わずニヤリとしてしまう名称が出てきます。
目標地点につく頃にはすでに夕方になっており、難易度は高め。

#コナンのサバイバル術

コナンくんのトリビアが続出。
切られた杉を見分けるところ、その杉の年輪の形から方角を言い当てるところ、悪魔の手の意味、懐中電灯を使った火おこしなど。
まるでボーイスカウトばりの、サバイバル知識がこれでもか、と出てきます。
歩美ちゃんには「おばあちゃんの知恵袋」と表現されちゃいますが、コナンくんさえいれば森の中でも心強いですね。

#宝探し

ところでこの回の「お宝」は、なんなのでしょう?
探偵団がようやくたどりついた先には、宝箱がありました。その中には、手紙がひとつだけ。
この宝探しの企画者である「あの人」からのメッセージと、サインが記されていました。
そのクレジットによると、書かれたのは1978年10月10日。
コナンが手紙に追記したクレジットによると、少年探偵団がやってきたのは1996年10月10日でした。
ここにくるまでの冒険と、そこで育まれた友情が、本当の宝物だよ、という教育的なものでした。

#工藤家のいい話

ところでエピローグで意外なオチが待っています。
今回の宝の地図は、2枚ありました。もう一つの地図を作ったのは、宝石強盗犯。
そしてその宝石強盗犯は工藤優作の小説ファンで、新一が生まれてすぐに優作の原稿を盗んだ犯人でもありました。
その原稿が、今回の冒険を通じて偶然見つかったのです。
そしてそれは、コナンくんにとっての宝物を見つけたことを意味していました。

#ひとこと

ただの宝探しと思いきや、いろいろ伏線が重なったお話です。最後の最後まで楽しめると思います。
30分じゃ、短いかもなー。