名探偵コナン第50話「図書館殺人事件」のあらすじ・感想
どんな話?
読書感想文を書くために、米花図書館にやってきたコナンたち少年探偵団。そこへ目暮警部をはじめ、警視庁の刑事たちがやってきた。
図書館職員の玉田氏が、おとといの夜から行方不明になっているらしい。事件のにおいをかぎ取ったコナンと少年探偵団は、図書館が閉館するのを待ち、玉田氏の死体を探すことにした。
そこへ帰宅したと思っていた津川館長が戻ってきて、コナンは館長が玉田氏を殺害したこと知る。
殺害の動機はなにか?死体はどこに隠したのか?深夜の図書館で、江戸川コナン最後の推理がはじまる。
みどころ
#個人的ベスト10
ついに来ました、一番好きなエピソードです。ミステリーというか、ホラーとして大好き。
落ち着きます汗。まずこのエピソードの位置づけですが、前話で一時的に高校生の体に戻れたコナンが、「幼児化した体で過ごす最後の一日」に起きた事件の話です。
探偵団の仲間たちと過ごす最後の日、訪れた図書館に警察がやってきます。そこでコナンたちは、この図書館に「隠された謎」について知ることになります。
前半は昼間の図書館で事件の導入や伏線、後半は深夜の図書館で謎解き&追いかけっこという構成。
複雑な人間関係や構成はありませんが、30分飽きることなく駆け抜ける、よいエピソードだと思います。
#館長
このエピソード最強のキャラ、図書館館長・津川氏。これまでの悪役の中で、ダントツにサイコパス度が高いです。
「ホラーぽくて好き」と形容したのは、まさにこの津川館長の描かれ方です。
閉館後にエレベーターから降りてくる津川館長の顔。エレベーターが締まった後のライトの当たり方がこの津川館長が悪者であることを暗示してくれます。
その後児童書コーナーで独り言を放っている姿ったらもう笑。怖すぎるんです。
一度図書館を後にしますが、コナンたちの存在に気づき、戻ってきます。少年探偵団を待ち伏せしている津川館長のその目が、なんと真っ赤に光ってるんですね爆。もはや人間じゃねえ。
とにかくいつも以上にぶっとんだ表現と、表現を強調したくなる津川館長の存在が、何年経ってもこのエピソードが色あせない理由だと思います。
#児童書コーナー
少年探偵団が読みながら大笑いしている本のタイトルは、「カエルかめん」
コナンが手に取りため息をついている本のタイトルは、「フニフニボーイ」と「サムライこぞう」
その後アップになる本棚には、右から「X(解読不能)ゆびひめ」「うちゅう人-友だち」「XXX(解読不能)」「タイムマシンの作り方」「しょうがくせいのためになる本 しょうぼうしゃ」
「ニンジャこぞう」「ふしぎなバット」「日本昔ばなし」「XX(解読不能)姫」とあります。
少年探偵団が図書館に来た目的は、読書感想文を書くため。いったいこの本でどんな感想文がかけるんでしょうか。。。
#ひとこと
この話がコミックでもアニメでも大好きです。アニメよりもコミック版のほうが、青山先生の筆致で津川館長の顔が怖かった記憶があるんですが、
上述のとおりアニメならではの演出により、こちらでも恐ろしい殺人鬼として描かれています。何度も言いますが、大好きです。
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