名探偵コナン第60話「イラストレーター殺人事件」のあらすじ・感

どんな話?

デザイン会社社長の花岡氏と対談するため、事務所にやってきた小五郎、蘭とコナンの3人。
小五郎は自分をモデルにした画集が出る、と勘違いしていたが、実は来月出版予定の、殺人現場の画集の巻末に収録するための対談だったのだ。
同じころ、事務所から見える向かいの米花第2マンションでは、新人イラストレーター蝶野いずみの部屋で花岡氏が目覚めたところだった。
実は花岡氏の作品の約6割は、彼女が描いたものだった。その事実を公表する、と脅された花岡氏は、カッとなっていずみを撲殺してしまう。
一方いくら待っても現れない花岡氏にいら立ちを隠せない小五郎。帰ろうと席を立ったその時、ようやく花岡氏が事務所へやってきた。
挨拶をすませると、ほどなくしていずみから花岡氏宛てに電話が鳴る。電話に出た花岡氏は、自殺をほのめかすいずみを必死に止める。
全員がいずみのマンションに目を向けたその時、彼女の部屋のベランダから落下するいずみを目撃するのだった。
状況証拠から、いち早く他殺であることを見抜くコナン。最も怪しいのは自殺を止めようとした花岡氏だ。
だが、彼には完璧なアリバイがある。他殺を立証するために警察を調査に誘導するコナンは、不自然な自殺現場でアリバイトリックの証拠を集めていくのだった。

みどころ

#古畑任三郎パターン

厳密にいうと59話も「事前に犯人が分かるパターン」ですが、アリバイ崩しが展開する、という意味では久しぶりのパターンとなります。
コナンは死んだいずみがコンタクトの上からメガネをしている不自然な状況から、他殺を疑います。そして彼女が自殺しようとしている、という電話を受け取った花岡氏が怪しい、と見抜くのです。
トリックは見事だったものの、殺害動機は衝動的だったため、現場に証拠が残ってしまいました。遺書を残して自殺した、ということにしたほうが、よっぽど確実だったのでは、と思いました。

#影武者パターン

もうひとつの名探偵コナン頻出パターンとして、師匠ー弟子の「影武者パターン」にも注目です。
つまり、有名な師匠の作品(や論文)が、実は弟子によるもの、というパターンがけっこう多いです。
その結果、弟子の反発を買い、①師匠が殺される、②弟子が殺されるというパターンですね。
ところでこの師匠も、いずみが残したマークに気づかないとは・・・。師匠を間違えましたね。

#ひとこと

バイク便の預かり証から、平成9年6月9日であることが推察されます。パラレルワールドですが。

コナンクイズ(ドラッグすると、答えが見れます)

1.バイク便の届け先は? A:(株)中学館「レディースサンデー」泉様
2.小五郎にCM出演オファーのあった商品は? A:睡眠薬

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