名探偵コナン第57話「ホームズ・フリーク殺人事件(前編)」のあらすじ・感想

どんな話?

「シャーロックホームズ・フリーク歓迎ツアー」に申込み、当選したコナンと小五郎、蘭たちは、主催者の金谷が所有するペンション「マイクロフト」へやってきた。
参加者には、主催者が厳選したシャーロキアンたちに加え、以前新一と推理対決を演じた服部平次もいた。
このツアー最大のイベントは、金谷が所有する「緋色の研究」の初版本を掛けた推理クイズ。見事優勝した者に、その初版本がプレゼントされることになっている。
初日は各自に超難問ホームズカルトクイズ1,000問が渡され、翌日までに解答を持ち寄ることになった。
翌日、食堂に集まったコナンたちツアー参加者一同。しかし夜12時を周っても、オーナーの姿が見えない。
しびれを切らして自室へ戻る者も現れ、残る者も眠気に襲われだしたころ、窓の外に一台の車の姿が。中には、運転するオーナーの姿があった。
崖に向かって直進する様子に不安を感じたコナンと平次は、部屋をとびだした。そんな2人の目の前でスピードを上げた車は、そのまま崖の下へ落下してしまった。
オーナーが車を発進した時刻、食堂にいなかったのは5人。その中に犯人がいると推理する平次とコナン。
一方ツアー参加者の綾子は「犯人がわかった」と言い残し、部屋を出てしまう。20分後、「やはり勘違いだった」と言い残し、外へ散歩に出てしまった。
そのとき、突然爆発音が鳴り響いた。急いでペンションを飛び出した一行が目にしたのは、炎が上がるガレージと、車の後部座席にある綾子の焼死体だった。
今度ばかりは、犯行時刻に全員のアリバイがある。部屋に戻ると、参加者の藤沢が、前夜にガレージに呼び出すメッセージを受け取っていたことを告白した。
崖に落ちたオーナーが実は生きていて、殺人を楽しんでいるのでは?という不安の声が広がる。
とそこで、突然食堂の電気が消えた。ライターの光で部屋を出ようとする藤沢が、何者かにアイスピックで腕を刺される事件が発生した。。。

みどころ

#シャーロック・ホームズ

コナンがその名を借りたサー・アーサー・コナン・ドイルの代表作であるシャーロック・ホームズ(の冒険)。世界中で熱狂的なファン(フリーク)が存在し、そんな彼らはシャーロキアンと呼ばれております。
登場するペンションの名前、「マイクロフト」は、シャーロックの兄の名前ですね。ペンションオーナー金谷の格好も、シャーロック・ホームズ風のコスチュームでした。

#初版本

推理クイズの商品である「緋色の研究」は、1887年に発表された、シャーロック・ホームズシリーズの第一作です。
初版本自体、これまでたびたび世界中のオークションに出品されているようで、落札価格は15万ドル(!?)と言われております。
またドイル氏サイン入り初版本が2010年サザビーズのオークションにかけられた際は、70万ドル以上で落札されたようです。
古書オークションの中で、ドイル作品は価値が高く、シャーロキアンならずとも手にしたい逸品だということですね。
ちなみに「ホームズの初版本」ネタは、20年近く経った今、改めてアニメの中に登場してきます。そこまでレビューを続けられるように頑張ります笑

#服部平次

西の名探偵が再登場。自身はエラリークイーン派にも関わらず、シャーロック・ホームズの大ファンである工藤新一が参加するのでは、と期待しわざわざやってきたとのことです。
外交官殺人事件に続き、2度目の登場ですね。事件発生直後から、コナンが自分と同じ行動をとることに不審を感じ、眠りの小五郎の正体に徐々に迫っていきます。
その結末は後編に持ち越しです。

#ひとこと

初めて読んだのとガチョウがおいしそうだったので、「青いルビー」が大好きです。
NHKで観たドラマでは、「六つのナポレオン像」がメトロポリタンミュージアムを彷彿させてくれて(?)好きでした。
エラリー・クイーンは「あの当時の」というカッコつきで解釈が必要なところがあまり得意ではなく、単純に冒険譚ぽい作風のドイルはホームズだけでなく全般的に好きです。

コナンクイズ(ドラッグすると、答えが見れます)

1.ツアー参加者、清水奈々子の職業は? A:図書館司書
2.ホームズが、モリアーティ教授と一緒に谷底に転落したと思われたのは、何年何月何日?は、第何問目? A:240問目
3.オーナーの乗る車のナンバーは? A:や 32-23

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