名探偵コナン第29話「コンピューター殺人事件」のあらすじ・感想

どんな話?

コンピューターソフト会社、ビッグウッドの大木田社長が自宅で亡くなった。
大木田社長は心臓が悪く、死亡する直前までかなりの酒を飲んでいたことから、事件性はないと見られていた。
大木田氏と偶然、銀座で出会ったコナンや小五郎たちは、参考人として現場に呼び出された。
大木田氏の自宅は、空調がコンピューター管理されている。
にも関わらず、遺体は大量の汗をかいており、買ったばかりの花はひどくしおれている。
事故死を不審に思ったコナンは、前夜に大木田氏からひどく怒鳴られていた、運転手の時任に話を聞く。
時任は以前プログラマーだったが、大木田氏の妨害に会い、会社は倒産、親友を自殺に追い込まれていた。
コナンは時任氏を疑うが、空調操作だけで人を殺せるのだろうか?

みどころ

#コンピューター

当時のコンピューターと言えば、まだまだ大型のシステム。大木田社長の自宅に配備された空調システムも、ベッドの頭部に埋め込まれた大がかりなものでした。
現実にも、平成ヒト桁台に建てられたビジネスホテルや、カプセルホテルなんかに行くと、2000年以前のSFで描かれたようなベッド頭部にシステムが組み込まれたものを見ますね。
今やパソコンと呼ばれ、デスクトップ型からラップトップ型が主流になりました。ミレニアル世代以降は、コンピュータ経験はスマホのみ、という時代です。
めずらしく時代を感じる事件でしたね。

#フロッピーディスク

今回のトリックは、コンピューター制御された空調を自在に変更してしまうプログラム。その証拠を保存したフロッピーディスクの存在が争点になりました。
フロッピーディスクは1970年代にIBMから登場し、80年代には数百KB~1MBを超えるものが使われるようになりました。90年代に入ると次第にCDが優勢になりましたが、
日本でWindows95が登場したときは、まだまだワープロを使う人や企業も多く、フロッピー自体の利用シーンは多かったと思います。

#ひとこと

今回の推理は、やや強引に自白を引き出しましたね。長く探偵やってれば、そんなケースもあるよな。