名探偵コナン第22話「豪華客船連続殺人事件(前編)」のあらすじ・感想

どんな話?

旅行先の旗本島から出ている定期船を逃したコナンたちだが、結婚式帰りに旗本家が借りた豪華客船に同乗できることになった。
夜、執事の鈴木が旗本家当主である豪蔵氏の部屋へ訪れると、豪蔵氏は鍵のかかった室内で殺害されていた。
コナンのサポートを得て、他殺であると推理する小五郎。犯行時刻、アリバイがないのは同乗していた親族の7名に絞られた。
そんな中、新郎である武は、10年前豪蔵氏に会社を乗っ取られた財城産業の一人息子であることが判明。動機の観点から、武は東京に着くまで地下倉庫に監禁されることに。
豪蔵の息子・娘たちが遺産の行方で口論する中、執事の鈴木氏から遺言には「遺産は夏江、会社は夏江の結婚相手に」と書かれていることが告げられた。
豪蔵氏の死に思いをはせる遺族たち。その時、デッキで秋江のフィアンセである竜男の死体が見つかった。
現場検証をする中、監禁中の武の様子を見に行ったコナンたち。しかし倉庫のカギは開けられ、武の姿はなくなっていた。

みどころ

#前後編

名探偵コナンアニメとしては初の前後編。スーパー余談ですが、前話「TVドラマロケ殺人事件」のラストで次話のヒントがあるのですが、
元太(の声)が「前編で犯人がわかるかな?」と言ってます。
そして22話の冒頭、オープニング曲(胸がドキドキ)のイントロ中にコナン(の声)があらすじを話すシーンでも、「前編で犯人がわかるかな?」と
語っています。話をまたいだコメントで、視聴者を煽っていますね。

#船

東京に暮らす庶民にはあまり馴染みのない船、しかも豪華客船が今回の舞台。実はコナン含む毛利ファミリー(少年探偵団も)は、けっこう船に乗る機会があるんですよね。
まあミステリーの舞台としてうってつけのクローズドサークルなので、自然と機会も増えるのでしょう。

#おもしろ大富豪

一族の名を冠した島を持ち(旗本島)、移動のために豪華客船を貸し切ってしまう大富豪の旗本家。
コナンに登場する大富豪たちは、毎回アクとクセが強すぎる、おもしろい(愛すべき)人たちばかりです。
まあだいたい被害者か、加害者になってしまうのですが涙
この旗本家も個性的な面々で、冒頭続々と登場するシーンも癖があります笑。
ぜひ紹介させてください。(登場順、カッコは年齢)

豪蔵(72):旗本家当主。洋食嫌い、探偵嫌い。結婚式で祥二がつくった洋食に怒りちゃぶ台返しを披露。貸し切りなのに小五郎たち部外者がいるのを見て激ギレ。終始怒っている。
北郎(47):麻理子の夫、婿養子。豪蔵の猛反対を押し切り、いとこである麻理子と結婚した。基本困り顔。嫁の尻に敷かれているうえ、ナヨっとした息子にもバカにされている。
夏江(22):将一の娘、花嫁。唯一まともそうに見える。ただただかわいそう。
武(24):花婿。実は、旗本豪蔵に会社を乗っ取られ自殺した財城勇夫の息子で、本名は財城武彦。
祥二(41):次男。フランス料理店経営、シェフ。
一郎(21):北郎のひとり息子。絵描き志望。
麻理子(43)旗本家長女、北郎の妻。
秋江(26):将一の娘、夏江の姉。竜男の嫁。他に男がいる。長女なのに夏江より季節が後の謎。産まれた時期か。
竜男(26):秋江の夫、婿養子。ミュージシャン。借金あり。
将一(不明):秋江、夏江の父。すでに死亡。
みゆき(不明):秋江、夏江の母。すでに死亡。
鈴木賢治(64):旗本家執事。豪蔵より年下とは思えないほど老けている。