名探偵コナン第8話「美術館オーナー殺人事件」のあらすじ・感想

どんな話?

夜間、中世の甲冑が動き回るという噂の美術館を訪れる小五郎、コナン、蘭の3人組。
そこで出会った美術品を愛する館長、美術品をぞんざいに扱う久保田、オーナーである真中。真中オーナーは、美術館をホテルに改築しようと考えていた。
美術館を周るコナンたち3人が最後の部屋「地獄の部屋」を訪れると、そこには地獄絵に並んで真中オーナーの刺殺死体があった。
地獄の部屋にある監視カメラの映像には、動く甲冑がオーナーを殺す様子が映っていた。
オーナーの手には「クボタ」と書かれたダイイングメッセージが握られていたが。。。

みどころ

#個人的ベスト10

「個人的」な意向が強いため、初期に偏ったランキングですが苦笑、ベスト10に選出させていただきます。
美術館で甲冑を着た犯人がオーナーを刺殺する、そして殺害現場を地獄絵に見立てる、という犯人の強い憎悪が感じられる現場です。
ベスト10の理由は、少年マンガらしからぬグロい設定、そして編集のうまさです。
舞台となる美術館の説明、登場人物の特徴と人間関係、そして推理に犯人の告白と、30分の尺にバランスよく収まっており、
何度観ても飽きない回になっていると思います。

#怪談

冒頭、夜間の美術館を見回る警備員が、動く甲冑を目撃するシーンからはじまります。
シーン変わって、探偵事務所で美術館の噂について、蘭が小五郎とコナンに説明する場面。
改めて観ると、蘭って怪談とか苦手ではなかったっけ?と突っ込みたくなるシーンなんですが、
コナンでは怪談や怖い噂に首を突っ込み、事件に巻き込まれるというお決まりの導入パターンになります。

#小五郎が解決

コナンのさりげない?ヒント満載でしたが、小五郎が寝ずに推理して事件を解決する、最初の事件です。
のちのエピソードで事件の話を求められると、美術館の事件について話す姿が見られますが、それがこの回です。

ホテル建て替え予定だった美術館は、この事件がきっかけで住民の要望が高まり、美術館として存続することが決まります。
こんな凄惨な事件があった美術館を残したいのか?!、住民たち笑。